紛争・緊張自由で開かれたインド太平洋/FOIP

フィリピン、サビナ礁への船舶配備継続

ロイター

フィリピン沿岸警備隊は、南シナ海の係争中のサビナ礁にフィリピン船が5か月間の派遣任務を終えて帰港した後、今後も同国は同海域に船舶を派遣していくと発表した。

2024年9月中旬、フィリピン沿岸警備隊のジェイ・タリエラ(Jay Tarriela)報道官は「我々は、この海域でプレゼンスを維持する」と述べた。

フィリピン政府が同海域で中国の人工島建設と疑っているものを監視するため、沿岸警備隊の巡視船テレサ・マグバヌア(BRP Teresa Magbanua)が、4月に浅瀬に配備された。

同巡視船は整備と補給を経て「我々の主権を守る者として」他の沿岸警備隊や軍事資産に加わり任務を再開する予定であると、国家海事評議会議長のルーカス・ベルサミン(Lucas Bersamin)フィリピン事務局長は述べた。

8月下旬、フィリピン当局は、挑発行為もないのに中国海警局の船がテレサ・マグバヌアに3度衝突し、フィリピン船に損傷を与えたと発表した。

サビナ礁はフィリピンのパラワン州の西150キロに位置し、同国の排他的経済水域内にある。

「船の規模や数に関わらず、司令官の主な目的とコミットメントは、常に沿岸警備隊がその浅瀬に存在していることを確保することだ」とタリエラ報道官は述べた。

中国は、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナムにまたがる南シナ海の大部分の領有権を主張している。 2016年、国際法廷は中国の主張を法的に無効であるとして退けたが、中国は依然としてその判決を無視し続けている。

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