北東アジア紛争・緊張自由で開かれたインド太平洋/FOIP
中国軍機、初の日本領空侵犯で非難高まる
ボイス・オブ・アメリカ
防衛省は、2024年8月下旬に中国軍の偵察機が東シナ海の男女群島沖(長崎県)の領空を侵犯したことを確認した後、戦闘機を緊急発進させたと発表した。
人民解放軍のY9情報収集機は約2分間、日本の領空にとどまった、と当局者は述べた。 報道によると、中国軍機が日本の領空に侵入したのはこれが初めてだという。
同省によると、自衛隊が航空機に警告を発したという。
外務省の岡野正敬事務次官は駐日中国代理大使に抗議し、再発防止策を求めた。
日本と中国の船舶は、特に日本が統治する東シナ海の尖閣諸島周辺の係争海域で緊迫した事件に巻き込まれている。
中国政府はこの離島の領有権を主張する姿勢を強めており、日本政府は、中国海警局船、海軍艦艇、原子力潜水艦の存在を報告している。
NHKによれば、2012年と2017年に尖閣諸島付近の日本の領空に、中国のプロペラ機と小型無人機の2機の非軍用機が侵入したという。
日本は近年、長年の同盟国である米国を含むパートナーとの安全保障関係を強化し、中国の地域的な主張の高まりに対抗するとともに、防衛費を増額し、「反撃」能力の獲得に動いている。
また、日本は韓国や、南シナ海で中国による領海侵犯に直面しているフィリピンとの防衛関係も強化している。