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韓国、北朝鮮との緊張高まる中、2基目の偵察衛星打ち上げ

AP通信

韓国は最近、北朝鮮が国連安全保障理事会決議に違反して複数の偵察衛星を打ち上げる計画を再確認した数日後、2基目の偵察衛星を打ち上げた。

韓国国防省は、米国フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた偵察衛星が軌道に乗り、海外の地上局と交信したと述べた。

国防省のチョン・ハギュ(Jeon Ha Gyu)報道官は、2024年4月初めの発射で、「わが軍は独自の監視能力をさらに高め、キルチェーン能力をさらに強化した」と、韓国軍の先制ミサイル攻撃能力について述べた。

韓国は民間企業のスペースX社と契約し、2025年までに5基の偵察衛星を打ち上げる予定である。 第1基は2023年12月にカリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げられた。

韓国は2022年、「高性能観測衛星」を軌道に乗せ、国産ロケットを使用した独自技術による衛星打ち上げに成功した世界で10番目の国となった。 専門家によれば、衛星打ち上げにスペースX社のロケットを利用することは、韓国政府にとって経済的であると同時に、自国のロケットの信頼性をより確実にすることにもつながるという。

一方、北朝鮮は2023年初めに2度の打ち上げに失敗した後、11月に最初の偵察衛星を軌道に乗せたが、専門家は同衛星が意味のある軍事画像を送信できるかどうか疑問視している。

韓国の申元植(シン・ウォンシク)国防相は、北朝鮮は現在の独裁者金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の祖父であり建国者金日成(キム・イルソン)主席の4月15日の誕生日を記念して、2基目の偵察衛星の打ち上げを試みる可能性が高いと述べた。

国連安全保障理事会決議は、衛星の打ち上げは北朝鮮の長距離ミサイル技術の偽装実験と見なし、これを禁止している。

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