フランスが対北朝鮮制裁措置を守るための多国間取組みを強化

ヘッドライン

FORUMスタッフ

2022年10月と11月、フランスは北朝鮮の核拡散の抑止を任務とする国際部隊に追加支援を提供した。 フランス領ポリネシアの軍は、日本の横須賀に本部を置く多国籍軍執行調整部(ECC)との海上監視のために、ファルコム F-200 ガーディアン(Falcom F-200 Guardian)(写真)を配備した。

連携的取組みの一環として、フランスはオーストラリア、カナダ、ドイツ、日本、ニュージーランド、韓国、英国、米国と共に、北朝鮮に対する国際連合安全保障理事会決議(UNSCR)の制裁を実施している。 この制裁は、国際的な安全に対する脅威である核・弾道ミサイル計画を理由に北朝鮮に課されているものだ。

米国国防総省(DOD)の2019年インド太平洋戦略報告書によると、執行調整部の任務の多くは、東シナ海および朝鮮湾における違法な送油および船舶間移送を抑止することに焦点を当てている。 国連安全保障理事会によると、北朝鮮は石油製品の輸入に対する制裁を回避するために継続的に海上移送を行っている。

2018年に発足した執行調整部は、海事での制裁執行の調整を行う。 ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じたところでは、これら9か国は朝鮮半島沖での船舶の活動を監視し、禁止されている輸送を防ぐために軍艦や監視機を提供している。

米国国防総省の報告によると、「執行調整部は、同盟国や提携国と緊密に協力して、同盟国の努力を管理、調整、紛争を解消することを可能にし、同盟国と提携国間の海上および空中における透明な協力の重要な促進要因となっている」という。

太平洋に配備されているフランス軍の軍事アセットには、監視フリゲート、巡視船、公海支援船、ヘリコプター、監視機(F-200 ガーディアン、ADMなど)が含まれると、 仏海軍の外交関係責任者のジャン=マチュー・レイ(Jean-Mathieu Rey)氏は2021年にFORUMに語った。 同氏はさらに、これらのアセットをフランス本土から送られる船舶や航空機で強化することができると付け加えた。

フランス軍事省はニュースリリースで、F-200のパルス圧縮レーダーは最大140海里で航行する大型船舶を識別できるとした上で、 「緊張が再燃する中で、[執行調整部との参加]により、フランスは国際法尊重へのコミットメントと、大量破壊兵器の拡散への対抗についてのコミットメントを示すことができる」と述べている。

F-200はフランス海軍の25F船隊の一部としてフランス海外領土に拠点を置いている。 また2022年10月には、フィリピン海軍とオーストラリア海軍の合同訓練「ルンバス2022(Lumbas 2022)」と同時期に実施された、フィリピン海軍と米国海軍の「サマサマ(Sama Sama)」海上警備演習のためにフィリピンのクラーク空軍基地から同艦隊のF-200一機が配備された。

日本と英国も参加したこの演習では、海上救難、対空戦闘、海上給油、海上監視などの分野での相互運用性を高めるために海軍と空軍が参加したとフランス軍事省は述べている。

フランス領ポリネシアの仏軍は、ニューカレドニアの軍隊と共に、インド太平洋におけるフランス領土の主権を確保し、自然災害の際に人道支援を提供し、不法取引などの脅威と戦い、国際法と航行の自由への取組みを確認している。

画像提供:フランス軍事省

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です