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インド: 密輸対策当局が3,400億円相当(27億米ドル)のアフガニスタン産ヘロインを押収

2021年8月にアフガニスタンで再びタリバンが政権を掌握したことで発生した混乱の中、インド当局が同年9月中旬、アフガニスタン産ヘロイン約3トンを押収したと発表した。推定末端価格は約3.400億円(27億2,000万米ドル)に上る。

アフガニスタンは世界最大の麻薬密造国である。復活した第二次タリバン政権は麻薬取引を禁止する意向を明らかにしたものの、その計画の詳細は発表されていない。

当局の説明によると、運搬に関与した個人2人が逮捕され、本記事執筆時点で未だ捜査が続いている状況であった。

国内最高の密輸防止機関であるインド財務省歳入情報局(DRI)が発表したところでは、積み荷に薬物が含まれているとの密告が捜査の契機となり、グジャラート州西部に位置するムンドラ港に保管されていたコンテナ2個から発見された薬物を当局が押収するという展開となった。積み荷はインド南部のアーンドラ・プラデーシュ州ヴィジェイワダに所在する企業が輸入したものと言われている。

当局は、「これまでの捜査により、複数のアフガニスタン国民の関与が明らかとなり、こうした個人も捜査対象となっている」と述べている。

警察当局が発表した声明によると、麻薬が隠されていた積荷の発送先はデリー連邦直轄地で、逮捕された2人はヴィジェイワダ内の住所に基づいて輸出入許可を申請していた。ロイター

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