インド太平洋の行方

P. S. Davidson Admiral, U.S. Navy Commander, U.S. Indo-Pacific Command

読者の皆様、

インド太平洋防衛フォーラムの軍事技術に関するエディションへようこそ。

地域の軍や国家が、国民、祖国、そして最終的には主権を守るためには、技術曲線の先を行くことが依然として重要です。技術が急速に進化し、伝統的な戦闘から人道支援に至るまでの活動全般にわたって、インド太平洋地域の軍、法執行機関、および非政府組織の準備状態や即応性に影響を及ぼしています。

本号では、軍事技術に関連した主要な問題を取り上げます。最初のシリーズの記事では、軍事利用のための技術的進歩の習得と同調に関して、近隣の同業の競合他者が直面している課題について検討します。冒頭の記事では、軍事システムや民間通信が益々宇宙技術に依存するようになっている中で、インド太平洋諸国が宇宙探査をどのように受け入れているかを検証します。次に、人工知能 (AI)を利用することがどのようにして戦場を激変させるかを考察します。例えば、将来のマルチドメイン・オペレーションは、人間と AI 対応マシンがそれぞれの能力を組み合わせて最適なパフォーマンスを実現する共生チームで構成されるかもしれません。

次のシリーズでは、太平洋諸島の国々の法執行官が犯罪と戦う技術の研鑽を支援することから、マラリアの流行を特定できる最先端 の宇宙技術を導入することまで、安全保障の分野における革新について取り上げます。最後に、我々の集団防災・対応能力を向上させ るために、軍事組織を近代化し、軍事および安全保障の進歩を共有することの可能性および脆弱性を考察します。  

本誌が軍事技術についての地域の対話を活発にすることを願っています。ご意見をお待ちしております。FORUM スタッフ(ipdf@ipdefenseforum.com)宛に皆様のご意見やご感想をお寄せ ください。

よろしくお願いいたします。

フィリップ・S・デービッドソン(P. S. Davidson

米国海軍、大将

米インド太平洋軍司令官

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