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英国: 英国が ヒズボラを テロ指定

2019 年 2 月、イランの支援により中東の安定性を崩壊したとして、英国政府はヒズボラをテロ組織に指定する予定であると発表した。

ヒズボラと他 2 組織をテロ組織として指定する法案が英国議会で可決され、3 月 1 日に法律が発効した。これにより、ヒズボラの一員であること、または同組織の支援を勧誘することが刑事犯罪となり、有罪となった場合は最高 10 年の禁固刑が科されることになる。これまで、レバノンに本拠を置くテロ組織の軍事部門が英国で「禁止団体」として指定されたことはあったが、政治部門が非合法化されたのはこれが初めてである。

ヒズボラは 1980 年代初期にイランの財政支援を受けて誕生したシーア派イスラム主義組織である。2018 年の総選挙ではレバノン議会で多数の議席を獲得し、現在ヒズボラ政党の大臣も 3 人存在する。米国などは、同組織がバッシャール・アサド政権の同盟勢力としてシリアに軍事介入を行うことで、同地域の安定を乱していると非難の声を上げている。

当時内務大臣を務めていたサジド・ジャビド(Sajid Javid)英財務相は、安全と治安を脅かす組織に対して措置を講じると述べ、ヒズボラが中東の安定を破壊しているとして非難している。ジャビド財務相は、「政治部門とすでにテロ指定されている軍事部門を区別することはもはやできなくなった」とし、「このため、組織全体を禁止団体として指定する決定を下した」と説明している。AP 通信

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