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コスタリカ: 殺人の減少と銃器押収の増加

2019  5 月、コスタリカは、銃規制を強化する法律が施行されたことによる殺人の減少と不法武器の押収の増加を発表した。

「今日まで国内で 201 件の殺人がありました。多いと思われるかもしれませんが、昨年と比較すると、47 件も減少しています」と、マイケル・ソト安全保障大臣は、2019 5  23 日、首都サンノゼで行われた式典で述べた。「これは大きな進歩です」と彼は述べ、殺人の 67は銃器によるものである事を付け加えた。

保安庁は発表時までに 863 丁の銃を押収した。これは前年の同じ時期より 34 丁多い。「これらの武器は人命を奪ったり、財産を強奪する為の犯罪に利用され得るものです」とソト氏は述べた。

警察によると、中米では 2012 年から 2017 年の間に殺人率が 急上昇し、住民 100,000 人あたり 12.1 人にまで達したという。国連薬物犯罪事務所によると、殺人率は 2018 年にはわずかに減少し
 11.7 となったが、それでも 2015 年の世界平均である 5.3 と比べると 2 倍以上である。

しかし、2018 年の米州開発銀行の調査によると、世界で最も治安が悪いとされるラテンアメリカ・カリブ海地域の 2017 年の平均である22に比べると、かなり低い水準であるという。

該式典において、ソト氏は、銃の不法購入や、銃器の盗難や紛失を通報するのを怠った個人や企業に対する罰則を強化するための新たな銃規制法が施行されたことを明らかにした。

「銃規制に関連した努力、またその教育を行うためのあらゆる 尽力は、我々の社会にとっての勝利である」と、カルロス・アルバラ ード大統領は述べた。フランス通信社

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