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次世代の脅威 49巻、4号、2024年
大韓民国陸軍ウー・ソク・ジェ(WOO SUK JAE)准将は、米韓連合司令部(CFC)の統合計画および共同計画担当副参謀長である。同氏はかつて韓国統合参謀本部作戦部および指揮統制チーム長であり、韓国第121歩兵連隊の司令官でもあった。ウー大将は作戦責任者、計画責任者、危機管理責任者、警備大隊指揮官も務めた。韓国陸軍士官学校で経営学の学士号、高麗大学では政治学の修士号を取得し、ソウル国立大学法学部で上級リーダーシッププログラムを修了した。
大韓民国陸軍チョン・ヒヒョン(JUNG HEE HYOUNG)大佐は、米韓連合司令部の複合および共同計画の戦略責任者である。同大佐は韓国陸軍訓練センター第26連隊の元司令官であり、韓国陸軍人事司令部の将校を務め、韓国国防部で国際政策、安全保障協力、防衛外交政策を統括してきた。全南国立大学で英語学の学士号、空軍工科大学で物流およびサプライチェーン管理の修士号、明知大学では経営学の博士号を取得している。
大韓民国陸軍キム・ヨンイル(KIM YONG IL)大佐は米韓連合司令部の演習支部長である。同大佐はこれまで、米韓連合司令部の師団司令官室政策部門長、第60師団の参謀長、歩兵旅団司令官などを歴任してきた。また、米韓連合司令部の計画担当官、国家危機管理センターの状況リーダー、大隊指揮官、統合参謀本部戦略計画部の将校も務めた。韓国国防大学で経営学の修士号を取得している。32ページに掲載
ロサウロ・アンジェロ・ロドリゲス(ROSAURO ANGELO RODRIGUEZ)氏は、フィリピンのグローバルセキュリティ、調査、運用リスク管理の責任者であり、PAD1925 Consultancyの創設者兼CEOでもある。フィリピン陸軍士官学校を卒業し、フィリピン軍のシミュレーション技術を開発している。フィリピン開発アカデミーで地政学と国際関係論の資格を取得し、フィリピンのビコル大学で博士課程に在籍中。マニラの米国大使館で市民サービス監視員を務め、フィリピンのマヌエル・L・ケソン大学で刑事司法学部長を務めた。36ページに掲載
シェイル・ホロウィッツ(SHALE HOROWITZ)博士は、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校の政治学教授。東アジアと南アジアに重点を置いた国際紛争と民族紛争、国際貿易と金融の政治、ポスト共産主義諸国と東アジアにおける市場移行および制度改革をめぐる政策を研究してきた。
これまでに中国、インド、韓国、台湾、東欧、旧ソ連邦で調査を行っている。50ページに掲載
安全保障の強化 49巻、2号、2024年
アフア・オー・ボアヘマ・リー(AFUA O. BOAHEMA-LEE)少佐は米インド太平洋司令軍外科医局の合同医療計画官。2004年に米国陸軍予備隊に食糧特技兵として入隊し、2009年に医療部隊将校に任命される。医療計画と活動、人道支援、チーム作りの分野で豊富な経験を持ち、司令官、医療活動担当官、支部長などの要職を歴任。ハワイのダニエル・K・イノウエ・アジア太平洋安全保障研究センター(Daniel K. Inouye Asia-Pacific Center for Security Studies)で軍事フェローシップを修了し、トライデント大学(Trident University)で生物学教育の学士号、医療管理学の修士号、米国海軍戦争大学(U.S. Naval War College)で国防と戦略研究の修士号を取得。50ページに掲載
ディオン・キャニオン(DEON CANYON)博士はダニエル・K・イノウエ・アジア太平洋安全保障研究センター(DKI-APCSS)の学長兼教授で、専門は危機管理、バイオセキュリティ、太平洋諸島地域、グレーゾーンゲーム。複雑かつ動的な安保脅威の理解、管理、制御、防止に重点を置いて、革新的なアプローチで学際的研究に従事。同研究所を含め、米国とオーストラリアに所在する複数の大学や機関に所属した29年間の研究生活の中で、240冊超に及ぶ著書を発表。
ベンジャミン・ライアン(BENJAMIN RYAN)博士は、テネシー州ベルモント大学(Belmont University)のトーマス・F・フリスト・ジュニア医科大学(Thomas F. Frist, Jr. College of Medicine)教授。専門は災害リスク軽減とコミュニティ回復力。国際連合や世界保健機関などの組織で災害や疾病への取り組みを支援し、世界各国の4,000を超える地域の災害対策を支援するプログラムを共同開発。以前はダニエル・K・イノウエ・アジア太平洋安全保障研究センターの准教授を務める。56ページに掲載
戦略的転換 49巻、1号、2024年
アルフレッド・エーラーズ博士(DR. ALFRED OEHLERS)2007年にダニエル・K・イノウエ・アジア太平洋安全保障研究センターに入所。これより前にはニュージーランドのオークランド工科大学(Auckland University of Technology)で准教授を務める。シドニー大学(University of Sydney)で政治経済学の博士号を取得し、オーストラリアのマッコーリー大学(Macquarie University)で経済学の修士号と学士号を取得した。インド太平洋地域の経済成長と発展の政治経済学を専門とし、特に東アジア、東南アジア、太平洋諸島地域の急速な発展に関連したさまざまな問題を幅広く教授し、執筆も多数。記事は8ページに掲載
ブラーマ・チェラニー(BRAHMA CHELLANEY)氏は、地理戦略家、学者、著作家、解説者。ニューデリーの政策研究センター(Center for Policy Research)で戦略研究の教授、ベルリンのロバート・ボッシュ・アカデミー(Robert Bosch Academy)でリチャード・フォン・ワイゼッカー(Richard von Weizsäcker)フェロー、キングス・カレッジ・ロンドンの過激化研究国際センター(International Centre for the Study of Radicalisation)でアフィリエートを務めている。インド外相が主導する政策諮問グループのメンバーを務めた経験もある。それ以前は、インドの国家安全保障担当補佐官として、国家安全保障担当委員会の対外安全保障グループの議長を務めた。記事は20ページに掲載
ジンハオ・チョウ博士(DR. JINGHAO ZHOU)はニューヨークのホバート・アンド・ウィリアム・スミス・カレッジ(Hobart and William Smith Colleges)のアジア研究の准教授。主な研究分野は中国のイデオロギー、政策、宗教と米中関係。これまで数十冊のジャーナルとニュースの記事と、6冊の書籍を執筆。最新刊は2023年に刊行された『Great Power Competition as the New Normal of China-U.S. Relations(仮訳 中米関係の新常態としての大国間競争)』 記事は42ページに掲載
ジェニファー・ダブス・シウバ博士(DR. JENNIFER DABBS SCIUBBA)は、 戦略国際問題研究所ヘス・センター・
フォア・ニュー・フロンティア(Hess Center for New Frontiers at the Center for Strategic and International Studies)のシニア・アソシエイト(非専属)およびウィルソン・センター(Wilson Center)のグローバル・フェロー(いずれもワシントンD.C.)を務める。人口をめぐる政治に関する学術論文のほか、『8 Billion and Counting: How Sex, Death, and Migration Shape Our World(仮訳 80億人を数えて: セックス、死、移民はいかに世界を形成するか )』、『The Future Faces of War: Population and National Security(仮訳 戦争の未来の顔:人口と国家安全保障)』などを執筆。マックス・プランク人口研究所(Max Planck Institute for Demographic Research)で研修を受け、米国国防総省で人口問題と環境問題に携わった。記事は48ページに掲載
ジェイク・ウォリス博士(DR. JAKE WALLIS)は以前、オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)の国際サイバー政策センターで情報作戦と偽情報プログラムを率い、国際的な政府機関、市民社会、ソーシャルメディア・プラットフォームと協力し、国家および非国家主体による偽情報対策に従事。博士課程では、政治的な意欲を持つグループがオンライン・ネットワーク上でいかに動員されるかを研究。オーストラリア陸軍研究開発スキーム(Australian Army Research and Development Scheme)で過激派グループのソーシャルメディア利用を研究し、北大西洋条約機構(NATO)のイノベーション・ハブ(Innovation Hub)に貢献。中国に関連する大規模な偽情報やプロパガンダ・キャンペーンに関する分析は、世界中の出版物で紹介されている。記事は52ページに掲載
グローバルレジリエンス 48巻、4号、2023年
ミーミー・ウィン・バード博士(DR. MIEMIE WINN BYRD)は退役米国陸軍中佐で、現在はハワイにあるダニエル・K・イノウエ・アジア太平洋安全保障研究所の教授。専門は米ミャンマー関係、インド太平洋経済、組織開発、成人学習。軍民の運用、機関間の協力、企業の財務会計基準に焦点を当てた研究を行う。クレアモント・マッケナ大学で経済学と会計の学士号、ハワイ大学で経営管理の修士号、南カリフォルニア大学で教育リーダーシップの博士号を取得した。 24ページに掲載
三島茂徳博士(DR. SHIGENORI MISHIMA)は防衛省調達・技術・後方支援局(ATLA)副総監兼最高技術責任者。自衛隊の研究開発、国際装備・技術協力、産学官の先端技術強化などを統括。前職ではATLAの技術戦略・プロジェクト管理部門を統括。東京大学で海軍建築の学士号と修士号を、マサチューセッツ工科大学で流体力学の博士号を取得した。 40ページに掲載
防衛の変革 48巻、3号、2023年
アーナブ・ダス(ARNAB DAS)博士20年以上のキャリアを持つ退役インド海軍司令官。制服組時代にインド工科大学(IIT)デリー校で修士号と博士号を取得。独自の水中領域認識を開発する海洋研究センターの創設者であり所長でもある。また、海上セキュリティソリューションや海洋保護の支援・サービスを提供する新興企業、Nir Dhwani Technologiesを経営している。IITデリー、東京大学、シンガポール国立大学音響研究所、そして退職後にインド海軍の研究プロジェクトを主導。これまでに70本以上の報告書、2冊の本の章、1冊の本を執筆。 24ページに掲載
パトリック・ヒントン(PATRICK HINTON)大尉 英国の独立系シンクタンク、王立防衛安全保障研究所(RUSI)の軍事科学研究グループで参謀本部長客員研究員を務める。英国陸軍の王立砲兵隊の将校であり、地上防空システムや遠隔操縦航空システムに携わってきた。2014 年の入隊以来、部隊長、副隊長、副長などの役職を歴任。スタフォードシャー大学で国際関係学の修士号、ウォーリック大学で経営学の修士号を取得。研究テーマは、陸上部隊への遠隔・自律システムの統合、および軍事人員問題。 36ページに掲載
ケリー・K・ガーシャネック教授(KERRY K. GERSHANECK)ベルギーのNATO欧州連合軍最高司令部フェロー、およびハワイのグローバル・リスク軽減財団シニアフェロー。過去10年において、台湾の国立政治大学、タイのタマサート大学、チュラチョームクラオ陸軍士官学校、タイ海軍士官学校の客員研究員を務めている。元米国海兵隊将校で、歩兵小隊レベルから国防長官室まで幅広い作戦経験を持ち、特殊戦、防諜、情報、歩兵、装甲、戦略通信の指揮・参謀の経験もある。また、米国情報局やインド太平洋地域の米国大使館に勤務した経験も持つ。50ページに掲載
統合抑止 48巻、2号、2023年
グレン・T・ハリス(GLENN T. HARRIS)米国空軍准将は、ネブラスカ州オファット空軍基地(Offutt Air Force Base)の米国戦略軍(USSTRATCOM)グローバル作戦担当副部長。ハリス准将は核兵器運用指揮官として、米国の核指揮統制と戦略的抑止力の日常的な即応態勢の維持を担当する。さらに、部隊、合同部隊、連合軍の各レベルを同期させ、配備された部隊を指揮してUSSTRATCOMおよび国家の目標を達成する責任を担う。
ジョン・ヤニコフ(JOHN YANIKOV)米国陸軍少佐は、USSTRATCOMグローバル作戦総局の軍事情報支援作戦(MISO)部門長。指揮官としてMISOの計画、統合、実施を監督する。2007年にミラーズヴィル(Millersville)大学を卒業し、陸軍に将校として任官。2021にテキサス大学エルパソ校にて防衛・戦略研究で修士号を取得。ヤニコフ少佐はこれまで米陸軍特殊作戦司令部の下、ノースカロライナ州フォート・ブラッグ(Fort Bragg)での中隊指揮官や大隊作戦将校など、さまざまな任務に就いている。10ページに掲載
ブライアン・C・ニール(BRYAN C. NEAL)米国陸軍少佐は、オセアニアとフィリピンにおける米国防総省の活動を支援する国防武官部門の米陸軍戦略諜報将校である。ニール少佐は、中国に焦点を当てた戦略的インテリジェンスの研究で2021年に国家情報大学(National Intelligence University)から修士号を取得した。オクラホマ州フォート・シル(Fort Sill)の米国陸軍射撃研究拠点(U.S. Army Fires Center of Excellence)で射撃支援インストラクターを務めるなど、10年間、戦術および作戦レベルの野戦砲兵将校を務めた。18ページに掲載
シェイル・ホロウィッツ(SHALE HOROWITZ)博士は、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校の政治学教授。東アジアと南アジアに重点を置いた国際紛争と民族紛争、国際貿易政策と金融政策、ポスト共産主義国と東アジアにおける市場の変化および制度改革をめぐる政策を研究してきた。同博士は中国、インド、韓国、台湾、東欧、旧ソ連邦で調査を行ってきた。34ページに掲載
アイヤナ・パスカル(AIYANA PASCHAL)氏は、ハワイの災害管理および人道支援中核研究拠点「Center for Excellence in Disaster Management and Humanitarian Assistance in Hawaii」の広報担当者。それ以前には、メリーランド州フォート・ミード(Fort Meade)にある米国サイバー軍司令部の広報担当官を務めた。米海軍にマスコミュニケーション専門官として6年間出仕し、国防情報学校(Defense Information School)で学んだ後、航空母艦USSニミッツ、米国国防総省捕虜・行方不明者調査局(Defense POW/MIA Accounting Agency)、国防メディア活動太平洋司令部(Defense Media Activity Pacific)など、さまざまな司令部に勤務してきた。48ページに掲載
ピーター・コノリー(PETER CONNOLLY)氏は、国際関係、安全保障、戦略の専門家であり、先ごろオーストラリア国立大学に学位論文を提出した。オーストラリア陸軍歩兵将校として33年間勤務し、アフガニスタン、ソロモン諸島、ソマリア、東ティモールで作戦活動に従事した。また、オーストラリア陸軍とその研究センターにおける国際的活動で指揮を執る前に、オーストラリア国会議事堂と米国国防総省に勤務したことがある。56ページに掲載
国家主権 48巻、1号、2023年
ジョン・ヘミングス博士(Dr. John Hemmings) は、ハワイ州ホノルルのパシフィック・フォーラム・インターナショナル(Pacific Forum International)でインド太平洋プログラムのシニアディレクターを務めている。前職は、同じくホノルルにあるダニエル・K・イノウエ・アジア太平洋安全保障研究センターの准教授。ワシントンに拠点を置く戦略国際問題研究所(CSIS)の非常勤フェローであり、ロンドンに拠点を置く戦略地政学評議会( CSIS )のジェームズ・クック(James Cooke)・フェローでもある。専門は米国のインド太平洋戦略に焦点を当てた同盟と戦略的競争。10ページに掲載
フレデリック・チュウ准将(Brig. Gen. Frederick Choo)は、シンガポール国防軍(SAF)の総幕事務局参謀長兼監察総監であり、チーフ・サステナサステナビリティ・オフィサー。1998年にSAFに入隊し、装甲担当将校として訓練を受けた。その後、シンガポール第3師団長、シンガポール第8装甲旅団長、シンガポール第42装甲連隊大隊長などを歴任。人事部門の副部長(人事政策担当)、共同計画・変革責任者、陸軍本部参謀総長といったSAFおよびシンガポール国防省の役職も経験している。30ページに掲載
ショーン・ナリーン博士(Dr. Shaun Narine)は、カナダ・ニューブランズウィック州フレデリクトンにあるセント・トーマス大学の政治学および国際関係学の教授。東南アジア諸国連合(ASEAN)を中心に、インド太平洋地域の制度的、政治的および経済的な発展に焦点を当てた研究を行っている。ASEAN問題に関する2冊の著書と多くの論文を発表し、アジア、ヨーロッパ、中東におけるカナダの外交政策についても執筆を行ってきた。現在は、国際システムにおける勢力シフトの問題と、欧米志向の理論パラダイムが政策立案者に与える影響をテーマとする研究に取り組んでいる。54ページに掲載